あなたの周りには、どんな人たちがいますか?
そして、あなた自身はどのような人間ですか?
あなたが、経営者、セールスマンなどビジネスに携わっているのであれば、あなた自身のパーソナリティが、経営や売上にインパクトを持っているのです。
あなた自身、そしてあなたの態度が、どれほど重要なものなのかがわかることについて、経営コンサルタントの船井総合研究所名誉会長である、船井幸雄さんが書かれています。
『自分が出した波動は自分に返ってくる
私たちが何かをすると、そのすべてが世の中になんらかの影響を及ぼします。
行動を起こさなくても、思っただけで影響を与えるし、しかも、その影響は必ず自分に返ってきます。
これは世の中が波動構造になっているからだと考えたらわかりやすいでしょう。
周囲に伝わった波動は、まず自分に返ってきます。自分が出した波動ですから、返ってくる波動もそれと同質の波動です。
ですから、人を恨んだら自分にも恨みが返ってくる。
よくしたらよいものが返ってくる。これを「フィードバック理論」といいます。
先に述べた、相手を好きになれば相手も自分を好きになるという現象も、このフィードバック理論で説明できるのです。
フィードバック理論を知っていれば、人にダメージを与えるようなことはできません。
人にダメージを与えたら、自分にそのダメージが返ってくることがわかるからです。
たとえば、どういうわけか、ガン治療にあたる医者がよくガンで亡くなっています。
これは、今のガン治療が、ガンを治すどころか、かえって悪くしているケースが多いということではないでしょうか。
本当にガンを治療していたら、医者がガンで亡くなることはまずないでしょう。
あるいは、平気で人の足を引っ張るような人たちがいますが、こういう人たちは、後にろくな目にあいません。
人の足を引っ張るのは、フィードバック理論を知らないからです。
悪口をいったり、批判するのも同じです。
逆に、よいことをしたらよいことが返ってくる。たとえばダスキンという会社では、「損と得の道があれば損の道を行く」という社是をもっています。「損の道を行く」というのは、顧客へのサービスを最優先させるということでしょう。
こういう会社が儲かるのです。
あるいは、めいらく(名古屋製酪㈱)という会社では、蓬莱という無臭ニンニクの製品をつくり、希望する人、いまでは八万人強の人に毎月無料で配布し、もういらないといわれるまで送りつづけています。ニンニクは、たいていの人にとって体にいいのですが、めいらくではもちろんいいと思ってつくっているし、もらう人もいいと思って食べます。
思うだけよいエネルギーが入るから、もらった人には効き目がある。その結果として、ファンが増え、売り上げも上がっていくわけです。
要するに、差し上げたら必ず返ってきます。だったら、差し上げるべきでしょう。ただし、返ってくることを期待してあげるというのでは、うまくいきません。ひたすら世の中によいものを提供したいという思いが根底にあって、無料で配る。
その結果として返ってくるというのがフィードバック理論の応用です。
これは、出した波動はフィードバックされるという、波動の三つ目の性質からいえることなのです。』(P.30-32)
この世界で、僕は、どこまで船井幸雄さんのおっしゃる波動が影響しているのかは、わかりません。
ただ、平気で人の足を引っ張ったり、悪口をいったり、批判したりする人とは、人は付き合いたがらないものです。
さらに、逆に、よいことをしている人、ひたすら世の中によいものを提供したいという思いを持っている人とは、率先して付き合いたいと思うものです。
それが波動というのかもしれませんが、足を引っ張ったり、悪口、批判をする人とは付き合いたがらない。
そして、よいことをしている人、真剣によくしようとしている人には、共感して人が集まってきてくれます。
それは、つまり、前者は、売上が低く、後者は、売上が上がるということです。
なぜなら、人は付き合いたいと思うからこそ、わざわざあなたを選んでお金を払ってくれるのです。
ですから、付き合いたくもないような会社に、お金を払おうなどと思う人は、ほとんどいません。
重要なのは、船井幸雄さんのおっしゃる波動や、フィードバック理論にこだわらず、人があなたのことをどう見ているのか、足を引っ張ったり、悪口、批判をしている人なのか、よいことをしている人、真剣によくしようとしている人なのかということです。
あなたは、足を引っ張ったり、悪口、批判をしている人と付き合いたいと思いますか?
もし、付き合いたいと思わないのであれば、あなた自身を振り返ってみてください。
あなた自身が、自分が付き合いたくないと思う人になっていたとしたら、それは残念なことです。
そうであれば、あなたの見込み客や顧客も、そう思っているのかもしれません。