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ビジネスでカギとなる大切なものとは?

あなたにとって、人生で一番大切なものは何ですか?

パートナー、家族、子供など、たくさんあるでしょう。

では、ビジネスで大切なものは何ですか?

たくさんあるでしょう。

ただ、世界一の大富豪であるビル・ゲイツは、カギとなるリソース(資源)についてこう言っています。

『I think that the key resource you have to deal with is your time and how you spend time.』

(和訳: あなたが扱わなければならない、カギとなるリソースは、時間、あなたが時間をどのように使うのか、ということだと思います。 )

そう、時間です。

“時は、金なり。”

時は、手に入れることができない分、金よりも貴重なものです。

時間について考えるときに、参考となるような、役に立つやり方を
ビル・ゲイツは話しているので、紹介しましょう。

『I’m pretty rigorous at looking back each year. I even get my friend Steve Ballmer to come in and look at my schedule and criticize it and say, “Hey, you really needed to spend more time on this or that?”』

(和訳: 毎年、かなり厳しく振り返ります。友人でもあるスティーブ・バルマー(マイクロソフト社CEO)と一緒に、私のスケジュールを見て、批評して、こう言います。“ヘイ。キミは、これとか、それに本当に、もっと時間を費やす必要があるのかい?”とね。 )

あなたの今している仕事は、本当にもっと時間を費やす価値のあることでしょうか。

もし、イエスであれば、どんどんやってください。

でも、もしノーであれば、

変える方向で、再検討してください。

僕が、このサイトを開設した理由も、このカギとなるリソースである、
“時間“を強く意識しているからです。

僕の心に、とても大きなインパクトを与えた、
アップルコンピュータのCEO、スティーブ・ジョブズのスピーチを
ここでも引用させてください。

『someday not too long from now, you will gradually become the old and be cleared away. 』
『Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.』

(和訳: そう遠くないいつの日か、キミは、次第に古きものになり、消し去られる。
キミの時間は、限られている。だから、誰か他の人の人生を生きるようなことで、時間をムダにしてはならない。)

僕の人生は、限られていて、短い。

あなたの人生も同じです。

僕の父が、普通の人より、はるかに短い人生であったことも、
僕が、時間に対して意識する理由のひとつかもしれません。

だからこそ、僕は、時間に対して強く思うところがあるのでしょう。

『遅いより速い方がいい。』
(引用元: Google公式サイト、Googleが発見した10の事実)

やるべきことを、たくさん速くやって、
たくさん速く手に入れて、あなたの周りにいる大切な人たちと、もっと一緒にすごしてください。

あなたの仕事、あなたの行動、あなたのスケジュールをビル・ゲイツが言ったように、見直してください。

『それに本当に、もっと時間を費やす必要があるのかい?』

『働きがいのある人生 ― 仕事が絶対面白くなる100の法則』 ブライアン・トレーシー (著)後編

経済的な自立の達成をするには、どうすればいいのでしょうか????

『賢い人は給料の一部を貯金する習慣を身につけている。個人や家庭はもちろん、社会でさえ、貯蓄が多いほど豊かで安定する。将来の安定と可能性を保証するのが今日の貯蓄である。

毎月、収入の10%を貯金し、絶対にそのお金に手をつけない。これを今月から実行しよう。このお金は、これから長期計画で進める資産作りのための元手となる。資産作り以外の目的ではけちして使ってはならない。

まさかのときのためだけに備えると、そのまさかのときがすぐにやってくるものだ。悲しいかな、それが現実だ。必要なときに使うという気持ちで貯蓄していたら、予想より早くそのお金が必要になってしまう。家がほしかったり、旅行をしたいなら、そのためのお金を別に貯めること。

給料の10%をまず自分の口座に貯蓄し、残りの90%で生活せざるをえない状況をつづける。しばらくすると。その暮らしになれてくる。

人間は習慣によって生きる動物だ。最初は10%から始めた貯蓄が、やがて15%、20%、それ以上にまで増える人もいる。ここまでくれば経済状態が驚くほど改善する。あなたにもできないはずがない。』(P.152)

このコンセプト、つまり利益の内部留保というコンセプトは、企業の場合もそうですし、個人の場合にもあてはまるのです。

利益を内部留保しておかなければ、いざというときに資金のショートが起きてしまいます。

個人のケースでも、まったく同じことなのです。

ここで、ブライアン・トレーシーさんが言っているのは、個人のことですが、あなたの会社のことも考えてみてください。

すぐに実践できるのは、個人の口座で、“毎月、収入の10%を貯金し、絶対にそのお金に手をつけない”という方法です。

実は、この方法は、ジョージ・S・クレイソンさんが書かれた、『バビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか』に書かれている内容と同じなので、ブライアン・トレーシーさんがこの『バビロンの大富豪』を参考にしたのかもしれません。

この方法は、とても効果的で、10年続ければ、あなたは1年間分の収入分のお金を持っていることになるのです。

『働きがいのある人生 ― 仕事が絶対面白くなる100の法則』 ブライアン・トレーシー (著)

あなたは、経済的な自立をしたいですか?

お金に悩まされることがなく、お金のことを気にしなくてもすむ生活です。

たとえば、病気になったり、ケガをしたりしたとき、あなたにはそのような状況をカバーするだけの貯蓄がありますか?

ほとんどの人は、それだけの貯蓄を持たずに生活しているのが、普通です。

もし、そうなったときは、借金したりして補うことになり、なかにはそれが原因で、借金地獄にはまってしまう人もいるそうです。

では、あなたの状況をお聞きします。

あなたの現在の経済状況はどうですか?

つまり、家計は黒字ですか?

黒字であれば、おめでとうございます。
この調子でいってください。

赤字であれば、あなたはもしかしたら、パーキンソンの法則におちいっているのかもしれません。

『貯蓄・蓄財に関する重要な法則として有名なのがパーキンソンの法則である。イギリスの研究者C・ノースコート・パーキンソンがひと昔前に発表したのがこの法則で、多くの人がたいした蓄えもないまま定年をむかえる理由が説明できる。

この法則のよると、収入の多少にかかわらず、収入を少し超える額を出費する人が圧倒的に多い。収入が増えれば、支出も増えるというのだ。

多くの人が働き始めた当初と比較すると、数倍もの収入を得ているはずなのだが、なぜか現在の収入をすべて注ぎ込まないと、まともな暮らしが維持できない、どれだけ稼いでも、十分ということがない。

この法則は、ほとんどの人が陥る落とし穴を暴いて証明してくれた。この落とし穴が原因で、借金を抱え込み、経済的な不安と不満を募らせる。

稼いだお金をすべて使いたいという衝動を、強い意志の力で抑えつけよう。そうすることで初めて貯蓄が可能となり、人より一歩先を進めるようになる。

年々増加する収入と生活費の間に楔を打ち込み、その差額を貯金や投資にあてよう。そうすれば、暮らしぶりを少しずつよくしながら資産を増やすことができる。パーキンソンの法則を意識的に破ることで、あなたもやがて経済的な自立を達成できるはずだ。』(P.155、156)

「パーキンソンの法則は、わかった。でも、どうしたらこの落とし穴を避ければいいのだろう?」

つまり、「実際には、どうやったらいいのだろう?」

そのことについては次回です。

目標達成本31/エピローグ

ロビーでぼくたちは別れのあいさつをした。ぼくはヘンリーに握手して、ぼくの手が彼の手のぬくもりと安心感につつまれたのを感じた。ヘンリーは、左手を握手している手に重ねて、ぼくにいった。
「きっとキミは、たくさんの経験をするだろう。成功や失敗。栄光や挫折。信頼や裏切り。」
ヘンリーの顔は、あのときと同じだ。ぼくは一瞬で思い出した。彼は笑顔の死の宣告人。
「ときには、どうすべきか悩むこともあるだろう。問題に直面することもあるだろう。だが、キミは、きっとうまくいく。きっとキミの生きたい人生、キミの望む人生を送ることができるだろう。」
ヘンリーの言葉を聞いて少し誇らしく感じて、ぼくの体から緊張が解けた。
「そのためにも、たえず振り返って、軌道修正するんだ。自分にとっての最高の人生のためにね。」

エピローグ

その日、ぼくはいつもより2時間早く起きた。ひとりだけ起き出して、まだ寝ているマリとユイの頬に軽いキスをしてから玄関を出て自転車にのった。明るくなりたての朝の風が、ぼくの背中を押していたから、いつもよりきっと早いペースだっただろう。

ぼくは自転車を邪魔にならない場所に停めると、店のドアを開けてコーヒーの香りがするカウンターに行って、グランデ・ラテを注文した。近所の常連と出勤前のサラリーマンがまばらに座っている店内のイスに紙カップと一緒に座った。目の前にあるのは、ハートのような形にきれいにシェイプされた木のイスがひとつ。ぼくの目は、誰もいるはずのないイスをとらえながら、頭のなかでは、3100万秒くらい前の光景を思い出していた。

しばらく経ってぼくは、軽くコーヒーを飲みほした。立ち上がろうとして左足の靴ひもが、軽くほどけているのに気がついた。きれいに磨いて黒く光る革靴のひもを、ほどけないように固くむすぶと、ぼくはすぐに店を出た。

ドアを開けると、時間が経って、さらに明るくなった朝の光がいつもよりまぶしく感じた。けれど、その光がなぜか愛しく思えた。そして、ぼくは朝日のほうに向かって歩きはじめた。

目標達成本30/一生懸命働いて、さらに成果を出すために

ぼくが感慨にふけっているとヘンリーが聞いてきた。
「今回の会議の成果は、どうだったかな?」
サトシがまっさきに答えた。
「すごいですね。会社のミッション・ビジョンから、戦略に、そして具体的な評価可能な測定可能な目標に落とし込んで、戦略から実行までのとても現実的な流れができたということですよね。」

ミサキが続いて答える。
「どうやっていけば、自分たちの理想に近付くことができるのかということが成果だと思います。それには、どんな問題があるのか、そしてそれにどう対処していくのか。結局、日常業務で忙殺されてしまっている普通のときでは、できないような時間でした。ありがとうございます。」

一呼吸置いて、ぼくは話し始める。
「ぼくは、これまで何かしなければと感じつつ、どのように行動すればいいのかわからなかったので、無駄に時を費していたように思います。半年前にヘンリーさんに初めて会ってから、少しずつ変わってきて、同じように考えて、できるかぎり行動してきたつもりでした。けれど、まだ少し何か頭の中でモヤモヤしていたのかもしれません。」

「ですが、今回の会議で、何か頭の中でモヤモヤしていたものが吹っきれたように感じます。最終的に残った行動計画のおかげで何をどのように行動するということが明確に分かりますから、あとは行動するのみですね。さらによかったのは、目標が共有されるので、会社が一体となって目標に向かっていけることが素晴らしかったです。」

「それは、よかったね。ただ、他の会社のスタッフと目標を共有することを忘れてはいけないよ。」
ぼくは今まで見てきたなかで、ヘンリーの一番の笑顔を見ることができたような気がした。

「最後に3つ言うことがある。」
ヘンリーの瞳が、一瞬でするどさを増したことをぼくは見逃さなかった。彼は右腕を机から少し浮かして、右手の人差し指をつきだしていった。
「1つめは、常に進捗を確認すること。いかに素晴らしい目標を立てたとしても、実行しなければ無意味だからね。」
さらに右手の中指をつきだしていう。
「2つめは、目標にとらわれすぎないこと。問題は、時とともに、状況とともに常に変化している。だから、時には、時代おくれになってしまった目標、状況にそぐわない目標も出てくる。そして、達成する価値のない目標、達成不可能になった目標が出てくることもある。目標にとらわれすぎて、目の前の目標を達成することが、すべてになってしまってはならない。目標は、絶対的なものではない。状況次第で、どうにでもなってしまうものなんだ。キミが、ベストだと思うようにするといい。」
ぼくがベストだと思うこと。そうだ。これからは、ぼく自身の力で変化に対処していかなければならないのだ。そう思うと、不安と希望がいりまじって背中を何かが通ったような感覚がした。
「たとえば、コンサルティング・サービスやパッケージというアイデアが出てきただろう。もし、そのビジネスの潜在市場が大きなもので、メインのビジネスに変化しそうだとしたら、優先順位も変わるだろうし、5年後の目標も変わる。もしかしたら、半年後の目標も変化するかもしれない。今まで話してきたことを、何度も話し合って、変化させていくといい。一番重要なのは、この成果を挙げた思考フレームワークを何度も活用していくことだからね。」
ヘンリーは、さらに親指をつきだしていう。
「そして、3つめは、常に学習し続けること。戦略を立てる上でも、目標を立てる上でも、行動計画を立てる上でも、知識や経験、ノウハウが必要なことばかりだ。その目標をいかに達成すべきかを考えるとき、何かヒントになるような知識さえなければ、どうすればいいのかについて、引き出すことさえできない。そのときに、必要な人を連れて来たいと思ったとしても、知識や知り合いがいなければ、どうしようもないからね。」
ヘンリーは、右腕を机の上におろすと、一息ついていった。
「私が、できるのは、ここまでだ。それでは、終了としようか。」