個人が発信し、富を築く時代の足音3

そして、制作されたデジタル・コンテンツは、光ファイバー・ケーブルの敷設などがインフラの充実させ、ブロードバンド化を進ませた。
ブロードバンド化の進歩は、デジタル・データを信じられないほどのスピードで移動させることを可能にした。
かつて文書を送る方法は、郵便だった。もちろん国内でも、数日は平気でかかり、海外はといえば、さらに時間がかかった。
そして、ファクシミリが登場した。
当時のファクシミリは一台が約200万円。しかも図体がやたらとデカく、事務机の上をほぼ占有していた。[3]
しかし、それでもファクシミリは世界を変えた。
たった数分で、海外にさえ文書を送ることもできるようになり、絵を描いて送ることもできるようになった。
そして、インターネットが登場した。
たしかに、初期のインターネットはダイアルアップで回線速度も遅く、ファイルを送信するにはやや劣っていた。
しかし、それはPCで作成したデジタル・ファイルを迅速に、世界のどこでも送信することを可能にした。
それは、ファクシミリではできない量の文書、画像、音声、動画を、そしてなによりカラーで送信できるのだ。
そしてそれは、ブロードバンドの進展で加速した。
信じられないくらい安価で、信じられないくらいのスピードでデータを送信できるようになったのだ。
今、人々は、Eメールで連絡し合い、Skypeで会話をし(しかも無料で)、この前の休暇の写真を友人に送信し、動画をYouTubeにアップロードし、iTunesで音楽を購入し、自作の音声をポッドキャスティングし、合間に株取引をし、文書やスプレッドシートを送信してビジネスをしている。
時間を気にすることなく。

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