29 10月 2011 No Comments
万が一の火災に備えて。
住まいを選ぶに当たっては、万が一の想定をしておく必要があるでしょう。
地震・火災・洪水・防犯
この中で見落としがちなのが、地震以外の災害です。
今日は、火災について取り上げます。
火災は、自分不注意の時ももちろんありますが、
放火や隣家の火災時のことも念頭に入れておかなければなりません。
火災での死亡の第1位は「逃げ遅れ」です。
特に高齢者や子どもが逃げ遅れてしまい、なくなります。
火事、というと、「火」「熱」のイメージが強く、よく広告では、
「燃えにくい」「熱に強い」という住まいの壁の材料が取り上げられます。
しかし、火事では火や熱で死ぬのではありません。
多くは、一酸化炭素中毒や有害ガスによる意識障害による焼死。
建材や仕上げ材から出る有毒ガスで死んでしまうのです。
火災時には、日ごろは何でもない建材からも、多くの化学物質が発生するのです。
日常生活では、燃えたときに有毒ガスがでるかどうか、なんてわかりません。
一般的には、においも刺激もないです。
しかし、実際には、湿度や高い気温などで、
目に見えずにおいでもわからない化学物質が気体として発生しています。
シックハウスが問題となり、2003年からは、
1ホルムアルデヒドの発散区分の等級による室内利用の制限
2換気設備の義務付け
3天井裏等の建材の制限
4クロルピリホス使用建材の制限
とについて建築基準法が改正されました。
しかし、実際に発生している化学物質は、厚生労働省の指針があるだけでも13物質もあるのです。
これらの物質は、気づかない間に、少しづつ身体を蝕んでいきます。
なんとなく調子が悪いとか、
目がチカチカするとか、
呼吸が苦しいとか、
原因不明の症状が出てくると、
シックハウス症候群が広く知られる前は、
ストレスとか、
更年期とかのせいにされていたりしていましたが、
もしかしたら、
長年住んでいる部屋の建材からでる化学物質が原因かもしれません。
通常時と火災時。
利用する建材を決めるときに、ぜひ考えておきたいものです。

