ログハウス体験

以前の会社で、ログハウスの設計もしていた。

ログハウス、、、というと別荘というイメージを持たれる事も多いが、
私が担当していたのは、すべて自宅として建築したお客様だ。
一般の方には想像しづらいが、毎日の生活が普通にログハウスで営まれている。

そのお客様は、ログハウスの全国誌にも掲載された。

雑誌に掲載されて、とてもうれしかったのだけれど、
実際掲載された記事を読んで少しへこんだ。

、、、というのは、
「ここを悩んだ!こーすれば良かった!」
という経験談の部分が、
かなり、設計の私の未熟さを露呈していたから。

収納の事だったり、
採光の事だったり、
外部からの視線のこと。

すべて説明の上、了承を得ていた。
・・・というのは、言い訳で、プロとしては、悔しい。
今だったら、もう少し検討して提案するのに、、、
と思う。

けれど、
「この家を建ててからは、家が趣味」
という言葉に少し救われる。

打ち合わせや、現場など、たくさんの事があったけれど、
本当に、本当に、このお住まいを愛していただいている。

このお客様のうちに宿泊したことがある。

私が退職して、引越しの荷物を実家に送り、
青のビッツに身の回りの道具を詰め込んで、
四国を発つ前日。

最後にご連絡して、、と電話を入れたら、
「泊まるっていったんだから、泊まっていって!」
という奥様の言葉で、急遽一日出発を遅らせた。

確かに、打ち合わせの時だったか、現場でだったか、
「香織ちゃんの設計なんだから、泊まって確かめてね!!」
と言われていた。

急遽泊まる事になったのにも関わらず、
家族全員で、暖かく迎えて下さって、その日は遅くまで話込んだ。

ちなみに、お風呂も私が設計した施工バスだ。

通常は、ユニットバスといって、
工場生産されたお風呂が通常だが、
水洗、シャワーの位置、脱衣所、なども設計させていただいた。
内部はパインの木張りのお風呂。

木の香りが本当に気持ちが良い。

夜は、2階で。2人のお子様と一緒に、布団に入る。
屋根裏のような、低い勾配天井の天窓から、星が見える。

朝は、朝日と鳥の声で目が覚める。

これが彼らの日常なのだ。
ログハウスの気持ちよさを思う存分に体験させていただいた。

しかし、無垢の木をふんだんに使った住まいは、
その分、メンテナンスがとても大変だ。
この心地よさ、気持ちよさを維持していくには、
かなりの時間と手間がかかる。

本当に住まいを愛してないと、
難しいことだと思う。

「この家を建ててからは、家が趣味」
このお客様だからこそ、本当に住んでいただいて
良かったな、、と感じている。

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節電コンテスト 

ある住宅会社が実施した、「節電の匠コンテスト」の発表があった。

これは、今年の夏に、節電を工夫して、
その効果や取り組みを競うというもの。

なんと最優秀賞の方は、
去年の同時期に比べ、95.6%の節電。

すごすぎる。

分かりやすくたとえれば、去年使った量が、
100kWh(キロワット時)だったとすれば、
今年は、たった
4kWh!

去年、どんだけ使ってたんだ!!という感じもするけれど、
この減らし方は、すごい。

逆に、普段あまりにもなにげなく電力を使っていた事を気づかされた。

現代の日本では、何をするのでも、エネルギーを使う。

そして、そのための設備がとても良く整っている。
だから、何気なく使ってしまう。

太陽光発電とか、風力発電とか、
いろいろと自然エネルギーを利用した代替エネルギーの研究開発が盛んですが、
その前に、ひとりひとりの生活の中で、
いろいろな工夫ができますよね!

数年前、猛暑の夏の日に、エアコンが壊れたときにいろいろと工夫をしたけれど、
「環境」と「お財布」にやさしい、節電の工夫。

住環境の開発研究と共に、
節電がひとつのライフスタイルを作っていけるのではないかと思いました。

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どこから来てどこへ行くのか 

今、目の前にあるものって、
どこから来て、どこへ行くのか、
考えたことはありますか?

私は、ある時期からこの事がとても気になるようになりました。

今、目の前にあるものでも、
今の状態であることは、
ほんの一時期のことかもしれないのです。

たとえば、今日、お昼に買ったペットボトルのお茶。

そのお茶がその状態で私のところまで届けられるために、
コンビニの棚があり、
配送されているトラックがあり、
お茶をつめて、箱詰めされている工場があり、
お茶を作っている工場があり、
ラベルを印刷している工場があり、
ペットボトルを作られている工場があります。

そしてもっと前の段階があります。
ボトルデザインを考えた人がいて、
お茶の葉を栽培している人がいて、
ラベルのデザインを考えた人がいて、
プラスチックの製造をした人がいて、
工場の設計図を描いた人がいて、
実際工事をして工場を建てたがいて、
製造の全体計画を考えた人がいて。

ちょっと前の事を考えると、
そこには、膨大な材料とエネルギーと人間の未来を求める知恵を感じられます。

そして、その後どうなるのか。

お茶は身体の中に入り、
ペットボトルは廃棄されます。

廃棄されるとどうなるのか?

まず、収集車に集められ、
一定の場所に運ばれ、
その後、焼却されたり、
粉砕されてリサイクルされたりします。

ここにも、膨大な人とエネルギーが使われます。

身の回りを見渡してみると、
現代の生活は、
どこから来て、
どこへいくのか、
分かりにくくなっています。

たとえば、
何気なく使っている水。

水道をひねれば出てくる綺麗な水。

私たちの目の前に現れるのは、
ほんとにほんの一瞬です。

ダムから考えると、
綺麗になり、
上水道になるまで、
途方もない道のりです。

そして、やっと私たちの前に出てきたと思ったら、

瞬く間に、
排水溝に流れ、
トラップを通過し、
配管をたどって、
汚水管に流れ、
下水道や浄化槽に流れ、
浄水場、
そして海へと流れていきます。

時々は、
目の前の物の歴史へ思いをはせてみるのもいいかもしれません。

感謝の気持ちが沸いてくるかもしれません。

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