04 11月 2011 No Comments
ログハウス体験
以前の会社で、ログハウスの設計もしていた。
ログハウス、、、というと別荘というイメージを持たれる事も多いが、
私が担当していたのは、すべて自宅として建築したお客様だ。
一般の方には想像しづらいが、毎日の生活が普通にログハウスで営まれている。
そのお客様は、ログハウスの全国誌にも掲載された。
雑誌に掲載されて、とてもうれしかったのだけれど、
実際掲載された記事を読んで少しへこんだ。
、、、というのは、
「ここを悩んだ!こーすれば良かった!」
という経験談の部分が、
かなり、設計の私の未熟さを露呈していたから。
収納の事だったり、
採光の事だったり、
外部からの視線のこと。
すべて説明の上、了承を得ていた。
・・・というのは、言い訳で、プロとしては、悔しい。
今だったら、もう少し検討して提案するのに、、、
と思う。
けれど、
「この家を建ててからは、家が趣味」
という言葉に少し救われる。
打ち合わせや、現場など、たくさんの事があったけれど、
本当に、本当に、このお住まいを愛していただいている。
このお客様のうちに宿泊したことがある。
私が退職して、引越しの荷物を実家に送り、
青のビッツに身の回りの道具を詰め込んで、
四国を発つ前日。
最後にご連絡して、、と電話を入れたら、
「泊まるっていったんだから、泊まっていって!」
という奥様の言葉で、急遽一日出発を遅らせた。
確かに、打ち合わせの時だったか、現場でだったか、
「香織ちゃんの設計なんだから、泊まって確かめてね!!」
と言われていた。
急遽泊まる事になったのにも関わらず、
家族全員で、暖かく迎えて下さって、その日は遅くまで話込んだ。
ちなみに、お風呂も私が設計した施工バスだ。
通常は、ユニットバスといって、
工場生産されたお風呂が通常だが、
水洗、シャワーの位置、脱衣所、なども設計させていただいた。
内部はパインの木張りのお風呂。
木の香りが本当に気持ちが良い。
夜は、2階で。2人のお子様と一緒に、布団に入る。
屋根裏のような、低い勾配天井の天窓から、星が見える。
朝は、朝日と鳥の声で目が覚める。
これが彼らの日常なのだ。
ログハウスの気持ちよさを思う存分に体験させていただいた。
しかし、無垢の木をふんだんに使った住まいは、
その分、メンテナンスがとても大変だ。
この心地よさ、気持ちよさを維持していくには、
かなりの時間と手間がかかる。
本当に住まいを愛してないと、
難しいことだと思う。
「この家を建ててからは、家が趣味」
このお客様だからこそ、本当に住んでいただいて
良かったな、、と感じている。
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